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最近行ったお店

Posted : 2008年12月16日 11:49 | Author : 銀河法律事務所 | Category is |
・CAFE VIALE BAGEL STORE(カフェ ヴィアーレ)
江津にあるベーグルのお店。テイクアウトも出来るしカフェで頂くことも出来ます。有名なお店なので既に行ったことのある方も多いでしょう。
ドライブがてらベーグルをテイクアウトすることは時々あったのですが,最近2度ほどカフェも利用しました。雰囲気は流行のカフェらしくお洒落ですが,味の方は本物志向。絶品です。江津界隈は雰囲気のいいカフェが多いのではしごするのもいいでしょう(江藤ボートハウスのカフェもお勧めです。景色が最高)。

・TRATTORIA FEDERICO(トラットリア フェデリコ)
私見では熊本で一番美味しいと思うイタリアンのお店です。以前から時々利用させてもらっているので最近発見したお店ではないのですが,どうしても紹介したいので書きました。場所はホテル日航の裏手です。全ての料理が美味しく,ワインの種類も豊富。料理に合わせたワインを選んでもらうのですが,外れがありません。エビ・カニ系のパスタや「ズッパ・ディ・ペッシェ」(魚介のスープ)がとてもお勧めです(もちろん肉も美味しいですよ!)。ドルチェ(デザート)にも手抜かりありません。ティラミスは洋酒が効いていて絶品,カプチーノも泡まで美味しく,最後まで堪能しました。

・大石そば
熊本人ならみんな知ってる(?),そばの名店。商工会議所近く,五福幼稚園の向かいです。奥のお座敷で鴨南蛮を食べていると日本人でよかったとしみじみ思います。
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裁判員制度 いよいよ開始

Posted : 2008年12月10日 11:46 | Author : 銀河法律事務所 | Category is |
久しぶりにブログを書きます・・なかなかネタがないものですね。

しかし大きなネタができました。
それはいよいよ開始の裁判員制度。
来年の候補者向けに通知が発送されたとマスコミで大きく報道されましたね。

私の知人にも一人通知が送られてきた人がいます。
最高裁から書面がきた!と,とても驚いた様子で連絡してきました。

書面を見せてもらったのですが,辞退できる理由が非常に限定しており,しかも曖昧な印象でした。
やりたくない人も相当いるだろうになあ(その知人は絶対に嫌だと言っていました)。

日弁連・熊本県弁護士会としては裁判員制度推進を掲げている以上,なかなか反対するのは難しいのですが,私が弁護士でなく一般の会社員だとして,この通知を受けたら,非常に苦痛だと思います。裁判員の呼出を無視すれば最高で10万円の過料の処分を受けることがあるようですが,10万円払ってでもやりたくないという人は多いでしょうね(なお,「過料」とは行政上のペナルティであって,刑事罰ではないので,前科・前歴にはなりません。もちろん払わなくても逮捕されることもありません。払わない場合に強制執行を受けることはあり得ます)。
もちろん裁判員制度のメリットはあると思いますが,国民の多数が反対している(ようです)制度をごり押しするだけのメリットがあるのか,正直言って疑問です。

裁判員制度の問題点がいろいろと指摘されていますが,その一つに,裁判の行きすぎた迅速化を指摘することができると思います。
これまで,重罪に問われる事件で,しかも否認しているような場合,長期間の審理が行なわれていました。確かに,裁判が長期化すること自体が被告人にとって負担ではあるのですが,死刑を含む重罪を受ける可能性がある事件で,しかも冤罪の可能性がある場合など,いくら慎重に審理してもしすぎることはありません。そこで,弁護人も,検察官の提示する証拠を精査して,弁護側の証拠も大量に提出し,また,裁判の過程で初めて明らかになった事実も念入りに検討して,被告人の主張を論理的な説得として構築し,それを証拠で裏付ける作業を行なってきたのでした。
しかし,裁判員は一般の方ですので,何ヶ月も,あるいは何年も裁判への参加を強制するわけにはいきません。
そこで,裁判の前に,公判前整理手続という事前検討の場を設け,そこで主張と証拠を絞り込んで,短期間に本裁判を行なうという方式を取り入れることにしました。
この公判前整理手続は,裁判員制度への慣らし運転として,重大事件においては既に採用されています。
公判前整理手続によって,確かに裁判の短縮化は図られました。
しかし,どうしても証拠を過剰に絞り込みすぎ,丁寧な審理ができなくなります。
また,審理途中で新たに明らかになった事情を反映させることが非常に難しくなります。
その結果,杜撰な裁判になりかねないのです。
昨日(12月9日),広島高裁は,ペルー人の被告人が小学生を殺害した事件について一審で下された無期懲役の判決を破棄しました。
その理由は,事実関係(犯行場所)の特定が曖昧だというものでしたが,一審の審理が不十分だったのは,公判前整理手続で証拠を限定しすぎたことが大きかったようです。
今回は高裁が判決に疑問を抱き,一審判決を破棄して地裁に差戻し,地裁でもう一度よく審理をするように命じましたが,高裁が必ずこのような判決を行なうとは言えません。
特に,11月11日に最高裁は,控訴審は裁判員によって裁かれた一審判決を尊重すべきであるという報告書を出しており,高裁の裁判官が一審の判決に疑問を抱いてもひっくり返すことが難しくなっています。
本来,憲法と法律にしか拘束されないことが憲法上保障されている裁判官を,ここまで拘束してまで裁判員制度を導入しなければならないのかと,正直言って疑問です。

もちろん,導入される以上は,そのメリットを最大限活かすように弁護技術を磨かねばならないと思いますが,裁判員制度がうまく機能するか,半信半疑です。

裁判員制度は他人事ではありません。皆さんも書籍やインターネットで裁判員制度について調べてみてはいかがでしょうか。
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ホームページ改良の効果

Posted : 2008年11月12日 11:45 | Author : 銀河法律事務所 | Category is |
業務内容の紹介を加筆するなどの大きな改善から,こんなのだれも分からないだろうなあという細部の修正まで,最近は結構マメに手を入れるようにしている。各弁護士のブログも開始した。
これらの甲斐があって,検索エンジンで結構上位にヒットするようになってきた。
最近はホームページを見たと言って相談を予約される方もちらほら来所されるようになってきた。
正直,ホームページの効果を侮っていたようだ。
これからより一層わかりやすく,役立つ知識も掲載した便利なサイトになるよう,改良を重ねていきたいと思う。


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<最近行ったお店>
・珈琲蔵人珈蔵(こーひーくらうどかくら)
運動公園そば,ヒライの隣にある,蔵作りのような外見の喫茶店です。どうやら全国展開しているFCのようです。禁煙席もあり(←重要),珈琲の種類も多く,落ち着きました。スイートポテトが美味しかった。
今度は運動公園にも行ってみよう。

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最近行ったお店

Posted : 2008年11月 7日 11:39 | Author : 銀河法律事務所 | Category is |
これから時々,飲食店を中心に,新たに発見したお気に入りのお店のことを簡単に書こうと思います。
連絡先や写真なんかは敢えて載せませんので,気になったら検索してみてください。

・喫茶店「のどここ」
藤崎宮参道脇,丁子屋の近くにあります。
70年代テイスト満点のこのお店,ビートルズのレコードジャケットなどが飾ってあり渋いことこの上ない。渋いけどお店自体は新しいのできれいです。ひげのマスターはいかにも「喫茶店のマスター」という感じ。でも気むずかしくはなく気さくです。コーヒーがとてもおいしいですが,自家製のカレーやパンもとてもおいしい。

・カフェレストラン「GONZINO」
立田山の麓(?),北バイパス沿いにある石釜ピザがおいしいオシャレなカフェレストラン。店先のハーブ園にたくさんのハーブが植えられている。店内には大きな暖炉というか薪ストーブが備えてあり,温かい気持ちになります。そして石釜で焼いたピザは絶品。大きな肉がたくさん入ったビーフシチューも甘みとコクのバランスがちょうどよく,実においしい。ハム・ソーセージも自家製のようです。晴れた日はテラス席も楽しそうです。

・韓国料理「福亭」
大江の市立図書館近くにある韓国料理店。焼き肉屋さんというより韓国料理屋さんです。オーナーは韓国出身のようで,時々仕入れに韓国に行っているようです。以前から気になっていたので,散歩のついでに入ったら絶品でした。骨付きカルビが最高。

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アメリカ大統領選

Posted : 2008年11月 6日 11:38 | Author : 銀河法律事務所 | Category is |
アメリカでは大統領選挙があり,民主党のオバマ候補が次期大統領に決定した。
初の黒人大統領(白人とのハーフだけど)ということが注目されているが,政策はどのように変わるのだろうか。
伝統的な民主党の政策であれば,これまでのブッシュ共和党政権下で続いてきた新自由主義政策は大きく転換を迫られるだろう。
日本でも「小泉改革」以降,ブッシュ政権に倣い,小さな政府が標榜され,公共部門の無闇な民営化・市場化が推し進められ,弱者に対する保護は切り捨てられてきた。
人類は19世紀~20世紀初頭の剥き出しの資本主義を経て,資本主義が先鋭化することの弊害を痛感し,それが故に資本主義を修正した「福祉主義」を採用してきたはずだ。
つまり,神の見えざる手は必ずしも弱者を救わないことが分かったから,弱者が抱えるハンディキャップを解消して「真の平等」を実現する為に,国家が積極的に社会経済政策を採ることで,資本主義の弊害を解消することを学んだはずだった。
それが再びアングロサクソン国家はサッチャー・レーガン以降,剥き出しの資本主義に次第に回帰し,ブッシュ政権下で資本主義は極端に先鋭化した。資本主義が原理主義化したと言っても過言でない。右に倣えとばかりに大陸欧州・日本・そして新興国までもが同様の無秩序な自由放任資本主義に舵をとった。
その結果が今回の金融危機だ。100年に一度の世界恐慌になるとも言われている。

ようやくアメリカは反省した。
次は日本が反省しなければならない。


ところで自分は「世界恐慌」とか「カタストロフィ」とか言われると妙にドキドキハラハラして,食料などの備蓄に走ってしまうタチだ。
子どもの頃はノストラダムスの大予言に怯え,大人になったら1999年になる前に核シェルターを作ろうと思っていた。
大人になったら,ノストラダムスはさすがに信じなくなったが,いわゆる2000年問題で現代社会システムが全て崩壊し原子炉はメルトダウンし,世界は「北○の拳」のような弱肉強食の世の中になってしまうと聞いて,当面の食料を備蓄し,2000年の年明けの際には放射性物質が家に入り込まないようにガムテープで目張りしたりした。
昨年冬には新型インフルエンザのパンデミック(大流行)に怯え,関係書籍を読みあさり,備蓄リストを作って,食料・水・医薬衛生品・日用品等の大量備蓄をおこなった。これは現在随時消費中だが,また冬が来るので再び充実させる予定だ。
そして世界恐慌。ネットの某掲示板によれば,紙幣は紙くずになり,食料とガソリンだけが価値を有する弱肉強食の世界になるらしい。そしたら弁護士の生活はどうなるだろうか。食料を生産する農家は優遇されるだろう。技術者も優遇されるだろう(モヒカンの悪党どもが乗るバイクを修理せねばならないので)。医者も大切にされるだろう。でも社会秩序が崩壊したら弁護士は無用な存在になるので,農奴にでもされるのがオチなのだろうか・・・。
ブッシュと小泉は実に忌々しい置きみやげを残してくれたものだ。
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世界恐慌の断片(続き) 過払いのケースでも

Posted : 2008年11月 3日 11:36 | Author : 銀河法律事務所 | Category is |
先ほど某商工ローンの強引な債権回収の件を書き込んだあと,もう一度関連報道を一式ざっと読んでみたら,どうも過払いのケースでも強引に取り立てているようですね。
過払いというのは,読んで字の如く「払い過ぎ」になっていること。
え?借金が残っているんでしょ?それが払い過ぎってどういうこと? と思われる方もいるでしょうから簡単に説明します。

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通常,貸金業者からの借金には高い利息が付けられます。
その利息は,違法な金利水準に達していることが大半です。
違法と言っても犯罪ではありません。
ただ合法水準を超えた金利は無効になるだけです。
もう少しわかりやすく説明します。
金利を定める法律には2種類あります。
一つは利息制限法。元本の額に応じて15%(元本100万円以上),18%,20%(元本10万円未満)の制限金利が定められています。
もう一つは出資法(正確にはもうちょっと長い名前の法律です)。
年利29.2%以上の金利は違法=犯罪になると定めています。つまりヤミ金ということになります。(ただし日掛け金融という特殊な貸金業者のみ54.75%の金利が認められています)
通常,消費者金融(サラ金)・商工ローン・クレジットカードのキャッシングによる貸金には,20%台後半の金利が設定されていることが多いです(最近はそうでもなくなってきましたが。というのは,遠からず,出資法の上限金利が20%に引き下げられることが決定したので,これに先んじて利率を下げる業者が増えています)。
この場合,利率は合法か違法か,有効か無効か。
簡単に言うと,利息制限法の制限利率(15~20%)を超えた分については,違法かつ無効,つまり払う必要がないのであり,もしこの金利を払ったら,それは元本に充てたとみなすことができるのです。


つまり,貸金業者から請求されている毎月の支払額の中には,本来払わなくてもよい分が上乗せされており,その余計に払った金利分は,既に元本の一部として払ったことに出来るのです。そうすると,業者が現在の残債務額として示す金額は,違法金利を含めた金額ですので,合法金利のみで計算すると実際はそれより少ない金額の借金しか残っていないことになります。
取引期間(つまり借り始めてからの返済期間)が長くなると,合法金利で計算すれば,残債務が減るどころか,残っていないという状態になることがあります。それでも違法金利を上乗せした業者の請求額はまだ残っていることになりますので,業者の言うままに返済を続けると,(合法金利で計算すれば)借金は無くなっているのに,返済だけを続けているという状態になってしまうのです。
これは,業者に対して,支払う必要のないお金を支払っていることになります。つまり貯金しているのと同じような状態です。これを「過払い金」といい,払い過ぎたから返してくれと言って返金を求めることが出来るのです。
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同商工ローン会社は,このような過払いになっている相手に対しても,「残金が残っている(←合法金利なら残ってない),しかも延滞している(←でも本当は延滞してない)から今すぐ全部返せ」といって強引に返済を要求したようなのです。
でも,同社も過払いになっていることは分かっているはずです。このような方に対して強引な取り立てをすれば,借り主が困って弁護士に相談し,却って過払いになっていることが分かって,過払い金返還請求を受けることになるのに。やぶ蛇という奴ではないでしょうか。
それだけ同社も切羽詰まっていたのでしょうか。
このような状況を見ても,どん底状態の株価を見ても,あまり同社の先は長くないような気がします。

皆さんも,余計な金利を払っていないかどうか(過払いになっていないかどうか),お手元の借用書・明細書をご覧になって下さい。金利次第では残債務額を圧縮できたり,過払い金を取り返したりすることができますので,よかったらお気軽にご相談下さい。
また,貸金業者から納得いかない強引な取り立てを受けた場合,すぐに弁護士にご相談下さい。
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世界恐慌の断片?

Posted : 2008年11月 3日 11:35 | Author : 銀河法律事務所 | Category is |
10月31日,某大手商工ローンに対する集団提訴が行われたとの報道がありました。
借金を分割払いで滞りなく返済していた債務者に対して,残債務の一括弁済を求めるなど,同社が法的に問題がある督促を行っていたとして,違法な取り立てに対する損害賠償を起こしたとのこと。
もちろん同社には同社の理屈があるのでしょうが,もともと際どい手法で知られる同社だけに,このような問題を起こしたとしてもなんら不思議はない。
しかし,同社は数年前,「目ん玉売れ」で問題となった同業他社とともに強引な債権回収で世間の批判を浴び,イメチェンを図って社名を変え,ウェブサイトに同社社長の一代記を描いたマンガを掲載するなど,やわらか路線に転じたはず(?)。
それが再び激しい非難を呼ぶのを覚悟でこのような強引な取り立てを行ったのはそれなりの事情があるのでしょう。

そこで報道記事をよく読むと,原告らは,同社が,9月に経営破たんした「リーマン・ブラザーズ」のグループ企業から融資を引き上げられたため資金繰りに困って強引な債権回収を図ったと主張しているようです(同社は事実と異なると反論しているようです)。
実際,同社の株価は,しばらく前から激しく値下がりしています。同社の株価が連日ストップ安を付けたとき,気になってYahoo!ファイナンスの掲示板を覗いたところ,真偽は不明ながら,リーマン社の破綻で経営が苦しくなったらしいということが書き込まれていました。それで今回の報道を見て,あの掲示板の書き込みは事実だったのかな?と思ったのでした。

もしこれが事実なら,アメリカのサブプライム問題に端を発する今回の金融危機が,日本の商工ローン会社の強引な債権回収という形で現れ,借り手である中小企業の経営を揺るがしたということになります。
さすが100年に1度といわれる今回の金融危機,早速身近なところに影響を及ぼし始めました。もちろんこれだけで済むことはなく,これから世界の金融システムや実体経済に甚大なダメージが波及していくのでしょうが,早くもその一断片が窺えました。
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