Posted : 2011年1月26日 12:15
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先日のブログ,ABCマートの紳士靴売上が伸びていることに触れ,景気回復の前触れでは?と書きました。ABCマートの話は,もとはラジオで聞きました。そのラジオの話によれば,ABCマートは円高差益を値下げという形で還元するのではなく,以前より革や仕立てなどのよい紳士靴を仕入れる(価格は同じでも質が良くなる)という形で還元したそうです。そうしたところ,紳士靴の売上が伸びたとのことでした。
皆さん見る目ありますね。「お,前よりいい革を使ってる!」「この仕立てはただ者ではない!」とかわかるのでしょうか(゚ロ゚;)!?
ところで,この間,お世話になっている税理士事務所の担当の方と話をしたとき,この不況でも売上を伸ばしている業種とかあるんですか?と尋ねました。
その方のお話しでは,特定の業種ということではなく,ほかと差別化を図っている会社・店舗はやはり不況に負けていないということでした。
具体例として,洋菓子店の例を挙げられ(店名は聞きませんでしたが),いつもお客さんで賑わっており,売上も伸びているとのことで,味・お店の雰囲気・接客・宣伝など,ほかと差別化を図る特長があると強いとのことでした。
景気が悪いと,紳士靴やケーキなんてまず辛抱しそうなものですが(もちろん弁護士なんて後回しも後回しでしょう),内容を含めた総合的なサービスの質が高いと,不景気にも負けないのですね。
お客様方は非常に見目があります。さすが世界一目が肥えているという日本の消費者ですね。
これらの例を参考に,私もサービス業のひとつとして,ほかに負けないサービス(内容も接客も)を目指していきたいと思います。
Posted : 2011年1月23日 12:14
| Author : 銀河法律事務所
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小説「ハゲタカ」シリーズ(現在第3部まで刊行されています)が好きで,何度か読み返しています。
TVドラマ版は見ていませんでしたが,先日から,DVDをレンタルして見ている途中です。ドラマ版も,少し設定は違いますが,主人公鷲津政彦の魅力を存分に描き出しており,非常に面白く見ています。
小説「ハゲタカ」の主人公鷲津政彦は,もとはニューヨークでジャズピアニストを目指していましたが,ある出来事を機に,投資ファンドの世界に身を投じ,巨大投資ファンドKKL社の日本法人代表として,淀んだ日本経済にメスを入れるのです。
不良債権を買いあさり,そして,危機に瀕した企業を買って再生させ,転売し,巨利を得るのです。
鷲津は,日本の会社を買いあさるハゲタカとして一般には忌避されていますが,実はハゲタカではなく,日本を蘇らせるヒーローではないのかと評価されるようになっていきます。そして,「ゴールデンイーグル」と呼ばれるようになるのです。
ハゲタカを読むときにはウイスキーが欠かせません。ロックでバーボンを煽りながら,鷲津になりきって読むんです。周りから何と言われようが,正しいと思うことを,卓越した能力を武器にやり遂げる。弁護士もこうありたい・・!俺は鷲津だ・・・!!
さて,ハゲタカで一貫して取り上げられているテーマ,それは「会社は誰のものか」ということです。
法律的には簡単です。それは「株主のもの」です。
個人企業では株主が創業者一族と一致しているので,経営者・創業者のものだと認識してもあながち間違いではありません。しかし,株式を公開した途端に,会社は他の人の手に渡るのです。
従前,日本企業は,株主といっても,銀行が保有していたり,関連企業と持ち合っていたりして,株主の意向を気にする必要がなかったので,上場前とあまり変わらない認識(経営者のもの)を持っていても困ることはありませんでした。
しかし,欧米の機関投資家を始め,「ものいう株主」が大口株主としての地位を占めるとそうはいかなくなります。経営者と株主の意向が一致しなくなったとき,軋轢が生ずるのです。
そして,もう一人,企業には主要なプレイヤーが存在します。それは従業員です。
従業員が会社の所有者だと法的には言えませんが,従業員が「自分の会社」だと思って働いてくれることは,その会社にとってとても有益なことです。従業員の利益にかなうように経営することが必要です。
しかし,従業員の利益と,企業の利益は,必ず一致するとは言えません。
高度成長時代ならともかく,グローバル資本主義経済時代では,双方の利益は相反するのです。
具体的に言えば,人件費が増えれば企業の利益が減るのです。企業の利益が減ると,株主(本来の会社所有者)にとって不利益です。配当に回せる原資が減りますし,株価も低迷するからです。
昔は(銀行が保有していたり持ち合いだった時代),株主が権利を主張しなかったので,この点を気にする必要はありませんでした。ほっといても経済水準が上がっていき,株価も上がっていくので,安定株主が文句をいうことは無かったからです。
ところが,短期間でのリターンを重視するような欧米の機関投資家や投資ファンドが株主になると,そうはいきません。大規模なリストラ(従業員を減らすというだけにとどまらず,事業の切り売りなどによる事業再編を含む)により,利益を増やすことを要求するのです。
ここで経営者は,株主と従業員の板挟みにあうのです。
何が正解なのか,一義的に答えることは困難です。
会社個々の状況だけでなく,日本の経済状況や,労働者の労働観・ライフスタイルなどによって,ケースバイケースなのかもしれません。
私が住む熊本のような,地方の中小企業においては,このように機関投資家の関与などは考える必要がありませんが,企業利益と従業員利益の調和という点は本質的に重要です。
企業を支える経営者と従業員とが,ともに利益を得るために,知恵を絞ることが必要なのです。
私も弁護士として,そのためのお手伝いができればと,いつも考えています。
Posted : 2011年1月22日 12:13
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自動車を所有する際には,自賠責保険に加入することが法律で義務づけられています(ご承知だと思いますが)。
交通事故の際に,最低限の保障を行うための義務として加入している保険です。
この保険料が,今年の4月から,平均して約12%も値上げになると決まったと報道されています。
金融庁によれば,交通事故被害者の死亡・後遺症障害・傷害などに支払われる保険金の中でも,後遺症障害に対する支払いが予想以上に増えたために今回の改定になった,とのことです。
交通事故における後遺症とは,交通事故によって負った傷害を治療して,これ以上治らないという状態(症状固定と言います)にまで至ったとき,それでも残った症状のことを言います。
交通事故の損害賠償では,実は,この後遺症が残るかどうかで金額が大きく異なってくるのです。
(逆に言えば,後遺症とは,それだけ苦痛なものなのです。)
後遺症が残った場合,公的機関において,後遺症の等級(1級から14級までの等級に別れています。1級が最も重い。)というものを認定してもらいます。
その等級に応じ,後遺症慰謝料(後遺症が残ったことの精神的苦痛を賠償する慰謝料)と逸失利益(後遺症により労働能力が低下したことで,将来的に生ずる収入損失)とを算定することになります。これらの金額が非常に大きくなることが多いので,交通事故の示談交渉・訴訟において,争いの中心になることが多いのです。
(交通事故件数自体は増えていないのに)後遺症障害による支払いが増えたという理由は分かりませんが,いくつか想像できます。
ひとつめは,シートベルト普及等により死亡事故が減った代わりに,後遺症が残るケースが増えたということ。二つめは,高次脳機能障害など,以前は認められていなかった後遺症が,医学の進歩とともに認められるようになってきたこと。三つ目は,交通事故の損害賠償において弁護士に依頼するケースが増え,被害者本人と保険会社だけの示談で済まないケースが増えてきたこと,です。
最後の点ですが,弁護士が交渉や訴訟を引き受けると,実務慣習や裁判例等に従い,被害者に最大限に有利なように請求しますので,ご本人が示談交渉を行う場合より,相当程度高い金額の賠償を受けられるケースが多いです。
このように,個々の被害者の権利を最大限守ろうとすることで,運転者全体の保険料が上がってしまうことは皮肉といえば皮肉ですが・・。
もし,ご不幸にも交通事故に逢ってしまい,損害賠償請求で悩まれるようなことがあったら,迷わず弁護士にご相談下さい。
Posted : 2011年1月20日 12:12
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経営再建中(会社更生手続中)の日本航空は,昨年末,社員165人を整理解雇しました。
そのうちの146名の方が,今月19日,この整理解雇は違法であり解雇無効だとして,地位確認と賃金支払いを求める訴訟を提起したとの報道がなされました。
整理解雇とは,経営が悪化し,リストラ(人員削減)の必要が生じたために行う解雇のことです。
我が国では解雇は自由でなく,法律や裁判例によって,厳しいルールが決められています。
整理解雇については,次の4つの要件を全て満たさないと無効だというルールが確立しています。
(整理解雇が有効であるための4要件)
1 解雇の必要性(経営状態が悪化していること)
2 解雇を回避する努力を尽くしたこと(役員賞与削減など,他に手段を尽くしたこと)
3 解雇対象者選定の合理性(ねらい打ちはいけない)
4 手続が適切であること(労組や労働者代表と協議を尽くしたこと)
今回のケースでは,原告側は,日航は解雇回避義務を尽くしておらず,対象者選定基準も合理性がないなど,いずれの要件も満たしていないと主張しているようです。
社会的な影響力のある事件であり,解雇ルールに影響が生じるかも知れません。今後の成り行きが注目されます。
Posted : 2011年1月17日 12:12
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今年は卯年です。
卯年は景気がよくなると昔から言われているそうです(いまのところあまり実感がありませんが)。
景気が良くなると紳士物が売れ出すというのは小売業界の常識だそうです。
景気が回復すると最後に売れ出し,景気が悪くなると最初に売れなくなるそうです。
お父さんの洋服や靴なんて余ったお金で買う物なんでしょうね。
先日ラジオを聞いていたら,大手靴小売チェーンの「ABCマート」で紳士靴の売上が好調だという事でした。
そのラジオによれば,ABCマートは,円高差益還元として,価格を引き下げるのではなく,価格は下げずに質を上げたそうです。そのおかげで売れ行きが好調だとか。いい商売していますね。参考になります。
そろそろ不景気疲れしてきたので,ぱーっと景気のよい一年になって欲しいものですね。
Posted : 2011年1月16日 12:11
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うどん派とそば派どちらですか。
いまは断然うどん派です。
子どもの時は完全そば派でした。圧勝でした。そば派の幹事長代理や代表代行になれるくらい骨太のそば派でした。
小学生の時,クラスの人たちに,そばとうどんどっちが好きかアンケートを採ったことがあります。
「やるまでもなくそばの圧勝だろwうどん?プゲラw」と思っていたところ,意外に拮抗しており,クラス内がねじれ国会のような混沌に陥ったことを鮮明に覚えています。
それがいつの間にか,うどん派になってしまいました(そばも大好きです。念のため)。
寒いときにはとくにうどんが美味しいです。
自分でつくるうどんもいいですよね。
先日,化学調味料を使わず,昆布・いりこ・鰹節・干し椎茸で出汁をとって,とろろ昆布と小ネギを乗せたうどんを作りましたが,非常に満足しました。子どももハフハフしながら完食でした。
さて,お気に入りのうどん屋さんをいくつか順不同で紹介します(詳細情報はググって下さい)
・まるまうどん
熊本の平成地区にあります。昨年末に初めて訪れ,うまさのあまり既に3回行きました。
本格讃岐うどんで,麺にコシがあり非常においしいです。
・わらじや
熊本市の飛田バイパスにある名店です。言うまでもなく有名ですよね。
夏はここのおろしうどんをよく頂きます。
・わらしべ
子飼商店街の藤崎宮側入口に近いところにあります。
とてもおいしいし,ご主人が優しくていい雰囲気です。
・凡蔵
平成にあったときはよく行っていました。肉汁つけうどんが絶品!
荒尾に移転されたので残念です。
でも一番よく食べるのはヒライのうどんなんですよねー。
肉うどんなんか週に2,3回はお昼に食べてる勢いですw
Posted : 2011年1月15日 12:11
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衝撃の厳冬です。
先日も書きましたが,今冬は12月26日,大晦日,元旦と既に三回も積雪しましたが,
まさに今この瞬間も熊本市は吹雪ですw
さっきまで晴れていたのに・・いったいいつ降り始めたの?
車の屋根や土の地面にはうっすらと雪が積もっています。この冬4回目の積雪として公式観測されるでしょうか。
子どもとキテレツ大百科のアニメビデオを見ている間に天候に異常が生じたようです。キテレツ斎さまの陰謀でしょうか。
気象庁サイトでアメダス気温をみると,熊本市は21時に-0.2℃となっています。
寒いですよねえ。
明日は路面凍結するのではないでしょうか。センター試験2日目の受験生の皆様はお気を付け下さい。
今年はラニーニャ現象のせいで異常に寒いようです。
そういえば,以前,太陽活動の低下の兆しがあり(黒点数の減少など),そのために慣例化するのではないかというニュースをみたような気がします。
いまでも寒いのにこれ以上寒くなったら死ぬって。
温暖化と相殺してくれればいいのですが。それで丸く収まりますよね。
年が明けてから,冷蔵庫に入っているような毎日なので,家族が代わる代わる体調を崩しています。
そこで,意外に料理が得意な私は,この数日,特製のおじややおかゆを作って家族に食べさせています。
3日前は鶏肉,小ネギ,大根,卵で,薄く醤油味で仕立てたおじやをつくりましたが,身体があたたまりました。
おとといは,鶏肉,小ネギ,里芋,どんこ(干し椎茸),卵で味噌仕立てのおじやをつくりましたが,激ウマで食べ過ぎたので養生できませんでした。
昨日は,さつまいもと人参とご飯でおかゆを作りました(岩塩でうすく塩味を付けました)。子どもに好評でした。
今日は根菜たっぷりの豚汁を作ってあげました。身体が温まりました。
ついでに,海苔でちりめんじゃこを巻いてラー油を付けるという簡単おつまみを開発したところ,酒が進んでしまい,かえって肝臓を痛める始末でした。
寒い冬は家であたたかいご飯を作って食べるのが至福ですね。
いまも雪をみながらホットウィスキーを飲んでいます・・・
熊本の弁護士事務所「銀河法律事務所」(熊本県熊本市中央区大江)は、一般の方の事件(一般民事、家事事件、損害賠償、債務整理)、企業法務全般(事業承継、取引紛争処理・労務管理、事業再生・倒産整理、顧問弁護士)など法律案件全般を取り扱う法律事務所ですキャッシングやクレジットなどの債務整理(借金・ローン)のお悩みや契約上の問題など懇切丁寧に対応いたします。こんなことでも弁護士に相談していいの?ということでもお気軽にご相談ください。熊本の弁護士事務所「銀河法律事務所」まで。